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前回の続きですねえ。DTM入門者向けに機材の事を。前回はPCやオーディオインターフェース、またホストアプリケーションをゲットしようぜ、という話でございました。今回はそのほかに機材がいるんじゃないのか?という事で進めます!!

あるとすげえいいぞ!モニタースピーカー!

実際のところDTMの機材で最も重要なのはなんだ、という話になりますと自分は間違いなくモニタースピーカーと答えます。何故か?これが良ければ商業レベルのMIXやマスタリングなどを自力で行えるからです!まあそら簡単な作業ではございませんがね!

そもそも商業レベルの作品作りにスタジオを借りるとなると恐ろしいコストがかかります。一日12Hでウン万円。挙句エンジニアの方がイマイチ自分のイメージや世界観に沿った仕事をしてくれないリスク付き。ぶっちゃけスタジオを数回利用するのであれば結構なレベルのモニタースピーカーが買えます。

まあ話の方向としてはチョイと入門者向けでは無くなりますがねえ。まあただトラックを作る、PCで楽曲を作る、テクノ系の方などであればかなりの割合がそういったミックスダウンやマスタリングまで自力でされているのではないかと。つうことでモニタースピーカーについてタラタラ書きますね。

モニタースピーカーが有る利点

モニタースピーカーが良いと、他の機材の良し悪しが解ります。ここ大事です。例えばソフト音源の音色を選んだ。自分はコレで良いと思っている。モニタースピーカーで聞いてみた。アレ?というよーな事は日常茶飯事です。あとオーディオインターフェースの音質が良いかどうかなんてのはかなり正確なモニタースピーカー使わないとわかりません。ケーブルで音質が、とかもいいますが、これも再現力の高いスピーカーじゃないと良し悪しなんて解りませんから!

それにもし、自分で楽器の音を録りたいと思っている方。そういう方もモニターがきちんとしていると良いです。ソフトウェアの音質は後々変更が聞きますが、楽器類は録音したテイクがそのまま本チャンになる可能性があります。なのでモニターが良いときちんとした音質で録音できますし、後々エンジニアさんにMIXを依頼しても困った顔をされることは減ります。

モニタースピーカーの質=作品の質

見出しは大げさに見えますが、コレ持論で結構本気でそう思っちゃってます。まあ理由としては自分が高価なモニタースピーカーをゲットしてから楽曲の質も上がりましたし、制作時に悩む事も減りましたし、体験上の事です。周囲でもモニターを変えて出音がすごく良くなった人もたくさんいますし。

ちゅうことで結構本気で取り組みたい人はまず高価なモニターをゲットしてみてはいかがでしょうか。ぶっちゃけオーディオインターフェースよりも金かけるべきだと思っています。まあ、なくても曲は作れますがねえ・・・。

あるとちょっと便利!入力装置!

えー、もしソフト音源を大量に使いたい、と思っている方がいるのでしたら、MIDIデータを出力できちゃう入力装置なんてあると便利かもしれまへん。キーボードタイプ、パッドタイプなど様々なのがあります。これは絶対になくてはならない物ではありません。ぶっちゃけ弾いたり叩いたりして録音したものをどの道編集するからです。自分で強さやタイミングを調整したり・・・、とするようになりますと、マウスでポチポチ打つ方が早くなっちゃったりしますねえ・・・。

ですので自分はコレ、ほとんど使いません。機材的に重要度最も低い機材かもですねえ。まあ色んなタイプの方がいますし、欲しいなら買えばいいですし、コレがないと無理って言う方も大量にいらっしゃるかと思います。

まあでもなんかフィジカルなノリというか、俺は鍵盤やパッドを魂こめて押すぜ!みたいの、嫌いじゃありませんよ。

鍵盤やパッドが有る利点

やっぱりぱっとひいてぱっとスケッチしてくなら早いかもしれませんねえ。自分はいかんせん頭の中をステップ入力で表現できるよーになったのでいいんですがね。そもそも鍵盤はキーボーディストじゃないとあんまり意味ないんじゃないかなーとか。自分は大抵いっつもギター弾くか鍵盤弾くか鼻歌歌って決まったらそのままポチポチ入力して、そのあとコードのヴォイシング変えたり、とかそんな感じです。
そこまで出来ないわ、とか鍵盤が得意なの、という方は是非とも鍵盤使ってみて下さいね。

ソフト音源はなきゃ嫌だ!

PCで音楽を作るメリットの一つとしてソフト音源が便利すぐる、という事がございます。昔はケーブルつないでたんですよ、シンセとか。MIDIケーブルもラインケーブルも部屋の中をはいまわってそりゃもうね・・・。今はソフト音源がありますし年々出来が宜しくなっておりますので使わぬ手はねえ、ってことで。

どんなのあるの?

分類するとこんな感じかしら。

  • 楽器再現系(大容量)
  • シンセサイザー
  • リズムマシン

まあこんなところなんだけども、楽器再現系は基本大容量。本当の楽器を強弱や奏法まで含めて録音して、それをヴェロシティーやキースイッチで切り替える、っていうナイスな奴。50GBくらいのとかも普通にあるのでHDD買おうぜ。まあしっかしリアル。ミュージシャン呼ぶ必要もない(打ち込み上手ければ)。マイクも不要でヒャッハー!

シンセについても往年の名器って言われてたシンセのモデリングなんかが有ります。実機は30万~とかですが、ソフトシンセなら数千円からですね。むしろ現代的なものも最近流行してます。NIのMASSIVEとかね。DUBSTEPするならこれあるとWobleBassとかできるだろうね。リズムマシンはどっちかってえとソフトサンプラーみたいな感じでしょうかね。もちろん元々いろんな音入ってるけども。

まあとにかくこれらは沢山あると楽しい。最近はソフトオンリーで内部完結、っていうのが自分の流れですねえ。昔はハード機に拘り見せてたんですがね。もちろんハード機もまだありますがね・・・。

プラグイン使わないと意味なんてないんだからね!

まあソフトシンセとおんなじよーなもんで違うんだけどもプラグインはエフェクターだって覚えておくといいです。エフェクターっていってもまあそりゃあ種類がむちゃくちゃありますよね。種類はこんなもんかな。

空間系

  • リバーブ
  • ディレイ
  • コーラス
  • フランジャー・フェイザー

ダイナミクス系

  • コンプ
  • リミッタ
  • マキシマイザ
  • ディエッサー

その他

  • EQ
  • その他

とってつけたよーなその他はなんなんだ!と私も思います。まあ最低限最も利用頻度高いのはEQとコンプとリバーブじゃないでしょうかね。これないとMIXできん。次にディレイなんて自分は多用しますがね。

まあこーいったエフェクター類が沢山あると日々の作業が面白い。一個一個違うし、たとえばアナログモデリング系のコンプなんかそらもう一個一個全部違う訳で、EQもハード系は全部違うし、実機モデリングでなくても位相ズレがなくてクリアな音質のEQとかいろいろとあります。

ぶっちゃけ最低限コンプ・EQ・リバーブあたりはお金かけると幸福。Wavesとか高いけど頑張って買うと幸せ。マキシマイザなんてL2とかL3とかL316とかフェーダー下げるだけで音圧ガツンと稼げます。まあ最初はDAWについてるので頑張ってみましょう。変な話上手くなれば時間があれば純正だけで中々のMIXできるよーになりますよ。

モニターについて番外編

モニタースピーカーはモニターする為に作られています。モニターにて重要なのは「f特」ってやつで、要するに低い音から高い音まで「フラットに」出るかどうかってとこです。まあ小難しい事はしょっ引きますが、部屋の構造なんかでメーカーが測定した数値よりも凸凹に音が出ちゃうのが当たり前なんです。要するに低音域がやたら出ている、高域がやたら減っている、などなど。

これを無理やりフラットにしてしまおうじゃないか!というナイス製品が有ります。それが「IK MultiMedia ARC System 2 」でございます。試しに導入したところモニターからの出音が超フラットに。今まで聞こえていなかったところがクリアーになりMIXがすんごい早くなった。お勧め。

IK-Multimedia-ARC-2-System

気が向いたら導入してみれば?


まあ大体こんな感じですな。とりあえずDTM始めて一生辞める気ありません、位気合入ってればここらへんにお金突っ込むと幸せになりますよ。特にモニターね。MIXが出来るよーになるの前提であればね。金余っててスタジオ行きたいってなら止めませんがね。まあ入門、っていうか中級者向けな気もしますけど、経験を踏まえると個人的にはこういう所を揃えてくといいと思います。

でっ、でっ、でも道具ばっかりに気を取られちゃダメなんだからね!?